マフラー

詞・曲:田中悠太

夏の思い出話が懐かしく思えてきた もうすぐ冬がやってくる
少し寒がり屋な僕は 町に木枯らし吹くよりも先に一人で冬服

やがて町が冬景色 綺麗に飾られた頃 僕も冬の準備しようと
タンスの整理してたら あの年君に貰ったマフラー見つけた

小さな頃枕元にサンタが置いてくれた どんなに高そうなおもちゃよりも
嬉しくて嬉しくて仕方なかった 君がくれたクリスマスプレゼント

君と過ごした あの年のクリスマスイブ
今少しだけ思い出して また少し切なくなるよ
『今も好きだから』とかじゃない
ただ君に会ったら笑顔で話せるようになりたいだけ


君と別れてからもう3度目の冬が来るけど
あのマフラーはあの冬しか使ってなかった
センスのいい君が選んだ物だから 今僕が使うものよりカッコいいのに

君との思い出の品はあの日全部捨てた
プリクラ、交換ノート、手紙、ネックレス
ただ1つあのマフラーだけ残して 二度と使わないはずなのに

君があれからいくつの出会いと別れ
繰り返したかなんて僕は全く知らないけれど
いつか2人が大人になった時 そんな話が出来たらいいなとか勝手に思う

町は今ごろイルミネーションに包まれ 恋人達は幸せを感じているのだろうな
あの日僕らが見つめたあの光を
同じような気持ちいっぱいで見つめているんだろうな


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